2013年07月18日

お茶遊びを


私が指導に行っているS高校でも3年生はもうクラブ活動は終わっているのだけれど、私とKさんは不完全燃焼だった。
指導期間が短かったこともあるけれど、生徒たちが本当に「煎茶道」の楽しさを理解しているようには思えなかったからだ。
生徒たちには「一度とびっきりおいしいお菓子とお茶を淹れてあげるね」と約束していた。
そして今日その日がやってきた。
私とKさんで打合せをしたとおり、私が夏向きのお茶席を作ってお点前をした。1煎目は冷たいお茶を、2煎目はかりキュラムにはないけれど
熱い湯で淹れた。生徒たちは美しい和菓子に歓声をあげ、淹れたお茶を口に含んでにっこり・・・
2班に分かれてお茶席が終わってから今度はKさんのお得意のお茶あそびを・・・
それはお茶の葉を各自の器に入れ、少しだけ水を注ぎ、3分ほど待ってから口に含む。するとお茶のエッセンスが広がる。玉露に近い味だけど水で淹れるのでそんなに強い味でなく、生徒たちも喜んでくれたようだ。何回淹れても美味しく飲める。お菓子をつまみながらなごやかに。
お稽古のときはなかなか余分なことも言えないけれど、今日は学校祭のときの写真を分けたり、私の高校時代の話などをしたり、Kさんの経験談を聞いたりして話がはずんだ。生徒たちは今日こんなお茶遊びがあるとは予想してなかったそうででこのサプライズを楽しんでくれたようだ。それでKさんも私もすっかり満足して帰路についたのだった。



Posted by あやっぺ at 21:30│Comments(0)
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